コラム

今日

2025.09.12

今日、私はお皿を洗わなかった
ベットはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつはだんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが床の上からわたしをみてる
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだと思う
人に見られたらなんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしていたの?とか
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、
それはきゅうっと鳴った
わたしはぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいじゃない?
今日一日、わたしは澄んだ目をした、髪のふわふわなこの子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ
(ニュージーランドの子育て支援施設に貼ってあった詩 訳:伊藤比呂美)
この詩を読むとホッとしませんか?散らかったわが家を見て、「これでいいんだな~」「が
んばらなくてもいいんだ!」と、思うと、きっと自分にも子どもにも優しくなれますよ!
(文責:野中 利子)

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