コラム
親をしていくこと
2024.09.29
「“親になる”ことは、いともたやすいことですが、“親をする”ことはたやすいことではありませ
ん」APビデオ・ディレクターの川平朝清氏はこのように言っています。また「勇気づけて育てる」
の著者であるルドルフ・ドライカース(アルフレット・アドラーの弟子)は「子どもにしつけが必要
なように、親にもトレーニングが必要」と言っています。私は“親をするために”30年前にAPを受
講し、トレーニングを受けました。それでも「親をしていくこと」は私にとってむずかしかっ
た。私の親しごとがほどほどにうまくいったのは、毎日の子どもとのやり取りがAPの実践の場に
なったからだと思っています。上手くいかない時もありましたが、あきらめないでAPで学んだこ
とをやり続けたことで、娘との親子関係も修復できたと思っています。成功の伴? それは、繰り
返し繰り返し、あきらめないでやり続けることです。まるで「ドリル」のように!
注意! 親は次のどれでもありません。(レデイ・レッスンより)
①ATM
②いつでも立ち寄って、やりたい放題できる家の管理人
③モンスター
④子どもの失敗の尻ぬぐいをする責任者
⑤子どもの自立を邪魔する人
(文責:野中利子)