コラム
甘えさせることの大切さ
2024.09.15
「厳しく育てないとダメな子になってしまう」そのように思っている親は多いようです。です
が、子どもの「わがまま」や「かんしゃく」「言うことをきかない」等々・・・子どもの甘えを
親がうまく受け止めると、子どもはのびのびと安心して生きていくことができるのです。また自
分に自信を持つと共に、周りにも優しくなります。子どもにとって「甘えること」は、心の栄養
みたいなもの。
ある本に、子どもの甘えには2種類あると書かれていました。一つは不安からくる甘え、もう一
つは不満からくる甘えです。不安からくる甘えに対しては、全部叶えてあげることが大切で、不満
からくる甘えは、その時々で対処するというものです。なるほど、と思いました。子どもを甘え
させることで、子どもが自分は愛されているとか、愛された実感として育っていくのですね。
せめて10歳くらいまでは、じゅうぶん甘えさせてあげましょう!
実は思春期の子どもが親に暴言を吐いたり、返事もしないなどの反抗も、甘えの変化球なので
す。こんな時、親は怒りたくなりますが、大らかに甘えを受け止めてあげたいものです。
(文責:野中利子)